世界はサカサマ!

リハビリ受けながら新しい生き方を探していくブログ

脳出血から1カ月、そして転院

皆さま改めましてこんにちは、HR(読み方はヒロ)です。今日は語り形式です。

早いもので、脳出血で倒れてから1カ月が過ぎました。

時間の過ぎるのは本当に早いものです。 最初に倒れたときは何もかも分からず、救急車の中でとりあえず「俺、生きてる」 という事だけしっかり考えてました。

それから数日後、なんとか親や妻に面会して色々話したらしいんですが、実はこの事ほとんど覚えてないんですよね(汗)話に聞くと、やたら被害妄想的な事を口走っていたらしいです。今となれば笑い話になるけど、あんまり思い出したくないというのも事実。

リハビリも事故のすぐ後に始まったようです。これは「急性期リハビリテーション」と言って、事故直後無理のない範囲で体を動かすことが重要なのだそうです。例によって記憶はあまりないのですが、両親や妻がその辺の事を覚えていてくれてました。

なんのかんので精神が落ち着いたのは2〜3週間ごろだったかと思います。 思いますというのは、本当の意味で以前の精神状態には戻っていないこと。病院という閉鎖空間にいるのも原因のひとつですが、とにかく今はちょっと感情のブレが大きいような気がします。

少しの事で心配したり、落ち込んだり、そうかも思うと妙に安心したり。この辺りはもっと後に、振り返ってみてはじめてわかるものなのかもしれませんね。

ここで、1カ月後のリハビリの途中経過を…と言っても、あまり詳しく書くとちょっと問題あるし、症状は人それぞれなので参考にできる事はあまりないかもしれません。とりあえず、こういう例もあるよって事で。

理学療法士さんによる歩行等の訓練

最初は歩くどころか、立つこともままならなかったのですが、杖あり、介助あり、装具ありという条件で40mくらい歩く事ができるようになりました。

歩行訓練は疲れるけど歩くのは本当に楽しい。

あとは正確さというか、介助や装具、つえなしでも身体のバランスがとれるようにしたいです。

介護療法士さんによる生活訓練

これは結構、今現在でも苦戦しています。主に手の運動なのですが、何せスタート地点が左手半身麻痺でまったく動かないという状態。歩行訓練はまだ、右足も使うので自由に動かせる余地があるのですが。

それでも、少しずつ手の感触がよみがえったり(ただし、通常のような右手の感覚とは違う)麻痺している方の腕がある程度動かせるようになっていたりして、少しずつ回復はしているのかなという感じです。

ただ間隔がない手を動かすのってちょっとホラーで、麻痺したほうの手で掴むという訓練をしていて、実際に自分の腕が左手で掴まれたときには「ヒエッ」と変な声をあげてしまいました(汗)

言語聴覚士さんによる訓練

こちらは比較的順調です。主に話す事、聞く事、食べる事などの分野ですが、最初はかなり混乱していました。 比較的ゆっくり、落ち着いてやる事で大分改善された気がします。とは言えまだまだ注意力や集中力が足りないのはもっと訓練が必要なところです。

そして回復期リハビリへ

そんなこんなで1カ月経った訳ですが、実は今回、転院することになりました。回復期リハビリテーションという、いわゆる社会復帰を目指したリハビリテーションを行うことになります。

今までとやり方そのものは大きく変わらないものの、目的がはっきりしている分やるべき事をしっかりとこなしていくのが必要みたい(今の時点の感想)。

正直、不安な部分もかなり多いんですが、ひとつひとつやっていこうとおもっています。 とうぞ、よろしくお願いします。

入院生活ではモバイルバッテリーはホントに便利で、まさに必需品といったレベルになりました。一室に一台は置きたい存在w