足が動く…だ…と?令和元年9月16日〜
朝起きて、あれっと思った事がひとつ。
左足の膝がわずかながら動いている。少なくとも伸ばした膝を曲げて、そのまま膝を立たせることはできる(伸ばすのは無理…)そこから膝を左右に振ることもできる。
よくはわからないが、体幹から膝に対して筋肉に命令を送ってる感じだ。だから膝より上の足首とかは相変わらず動かない。それでも左半身がそれなりに反応しているのだから天と地との差だ。
ちょこちょこ動かせているのが嬉しくて、朝看護士さんに言ってみたら「そうですか」とそっけない返事。なんだかすかされた気分になる。
ありがたいことにリハビリの先生は驚き、そして喜んでくれた。私も久しぶりに声が大きくなる。
体力があるのと、若いゆえに(と言ってもアラフィフだけど)回復も割合に早いという事らしい。ここは素直に、神様に感謝したい。
もちろん今日のことはたまたまに過ぎないし、リハビリでやるべき事はまだまだあまりにも多い。
私はこれからもこのような回復と、うまくいかない停滞を繰り返しながら生きて行くのだろう。若さと生来ののんびりした性格があれば、繰り返しながらもいつか進んで行く事が出来るかもしれない。まるで根拠はないけど、そんな気がした。
午後、両親と面会している間に院内でのミニコンサートがあるというのでとりあえず行ってみる。
看護士さんが歌うということであまり期待もしていなかったが、いざはじまるとその唄に圧倒された。人が唄う、ただそれだけの単純な事にどうして人は感動させられるのだろう。昭和の懐メロ歌謡を聞きながらただただ楽しい時間を過ごしていた。
「上を向いて歩こう」で泣いた。この曲は学生時代、アメリカに短期留学をした時歌ったものだ。場所はあまり覚えてないが、ワシントンD.Cだった気がする。
学生の時の思い出、今の状況、動いた足、これからの事などを考えると止めどなく涙があふれてくる。本当に聴けて良かったと思う。
また聞きたい、また歌いたい。今はかなり舌足らずだけど、そんな気持ちでいっぱいになった。
SUKIYAKI ?Ue wo muite arukou? (feat. Musiq Soulchild)
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名曲「上を向いて歩こう」は「SUKIYAKI」 としても有名ですね。思い入れのある曲、といえばダントツで一位になるかもしれないです。